プロテインは運動不足の状態で飲むなら太ります
プロテインは運動不足の状態で飲むなら太ります。
なぜなら、カロリーがあるからです。
よく女性がお肌なのどの美容目的で運動もせずにプロテインを飲んだりしますが、あれは全く良くありません。
今回は「プロテインを飲むと太るのか?」について語りたいと思います。
ぜひ最後まで、この記事を読んでください。
なぜプロテインは運動不足の状態なら太るのか?
タンパク質は1gあたり約4kcalです。プロテインパウダーはスプーン1杯分で25g程度なので、だいたい100kcalですね。
お肌のために、このプロテインを1日3杯飲むとすると300kcalになります。300kcalは30分ランニングをしないと消費できないカロリーなので、結構大きいです。
- タンパク質は食事によって摂取した栄養素を「消化・吸収・代謝」する際に生じる食事誘発性熱産生(DIT)が30%なので、太りにくい栄養素として知られている
- プロテインは脂質などを上手くカットして、タンパク質だけを効率良く摂取できるようにした栄養補助食品
上記2点の理由から「プロテインはいくら飲んでも太らない」と言う人がいますが、全然そんなことはありません。
タンパク質にも、きちんとカロリーはあるので摂れば太ります。
プロテインを飲むと太るのか?:太らないようにするポイント
- 「摂取カロリー < 消費カロリー」のアンダーカロリーをつくる
- 運動をして消費カロリーを大幅に増やす
- 食事をメインとし補助として摂る
順番に解説します。
「摂取カロリー < 消費カロリー」のアンダーカロリーをつくる
まず、タンパク質を摂ろうが、脂質を摂ろうが、糖質を摂ろうが「摂取カロリー > 消費カロリー」のオーバーカロリーな状態なら太ります。
1日の消費カロリーを計算し、カロリー計算アプリで摂取カロリーを計算すれば自分の現在の立ち位置が分かります。
ダイエットは非常にシンプルで「摂取カロリー < 消費カロリー」のアンダーカロリーを作れば痩せることができます。
プロテインのカロリーも、食事とトータルで考えると、飲む回数によってバカにはできません。
ぜひ摂取カロリーと消費カロリーの計算を、一度してみることをオススメします。
運動をして消費カロリーを大幅に増やす
何度も言いますが、ダイエットは非常にシンプルで「摂取カロリー < 消費カロリー」のアンダーカロリーを作れば痩せることができます。
多くの人はダイエットを複雑にとらえていますが、簡単な話が運動量を大幅に上げれば、何を食おうがプロテインを何杯飲もうが痩せることは可能です。
たとえばフットサル4時間の消費カロリーは休憩も考慮して2100kcalくらいです。あなたの1日の消費カロリーが2000kcalだとしたら、トータルで4100kcalです。
ジムに通ってランニングマシンで1時間走っても500kcalくらいしか消費しません。
それならフットサルの社会人チームに入って、1日4時間のフットサルを週3日とかやってた方が遥かに痩せるのではないでしょうか?
フットサルではなくても比較的高強度な「自分がやりたいスポーツ」をやれば良いです。
自分が楽しく何時間でも打ち込めるスポーツをすれば、もうそれだけで痩せることは可能なんです。
食事をメインとし補助として摂る
タンパク質はカロリーがあるため、プロテインも摂りすぎれば太ります。
そして、タンパク質も内蔵への負荷を考えるとあまり良くありません。スポーツ選手などで「体重×4倍」とか、タンパク質を摂って腎臓と肝臓の数値が悪くなる人はちらほらいます。
人間の腎臓も肝臓も、あまりにも多くのタンパク質は負担になるんですね。
特にプロテインは固形物ではないので、その吸収スピードが早いのも腎臓や肝臓へ負担をかける理由のひとつと考えられています。
タンパク質も、そんなに摂りすぎは良くないので、なるべく食事からの摂取をメインとして、筋肉を育てるバルクアップ期に「1日1回や2回飲む」みたいな感じが良いでしょう。
プロテインを飲むと太るのか?:女性の場合の注意点
女性は美肌のために、プロテインを1日何回も飲むことを習慣化してる人が結構いますが注意が必要です。
なぜなら「摂取カロリー > 消費カロリー」のオーバーカロリーをつくらないと、肌に栄養がいかないからです。
あなたがもし「摂取カロリー < 消費カロリー」のアンダーカロリーの状態で、プロテインを飲んでいるのだとしたら、肌には栄養は全然いってないので、無駄な努力である可能性が高いです。
女性はアンダーカロリーの状態で美容を色々と頑張る人が非常に多いですが、体の仕組みから考えたら「オーバーカロリーで肌に栄養を送り、アンダーカロリーで見た目を整える」このサイクルを繰り返すことがアンチエイジングには最適です。
筋トレ女子の方が筋肉もあって健康的な肌をされてることが多いですが、彼女たちはバルクアップからのカットアップを繰り返してボディメイクしてるのが美肌の理由です。
- バルクアップ:高負荷トレーニングをし、たくさん食べて、筋肉を育てる
- カットアップ:高負荷トレーニングで筋肉を維持し、食事制限や有酸素運動でボディメイク
要するに「人間は一旦太らないとお肌に栄養が行き渡らない」ってことですね。
「太っては痩せてのサイクルをつくる」というのが、難しい方法なのですが、ぜひプロテインの摂り方と同時に美肌の作り方についても色々と考えてみると良いでしょう。
プロテインを飲むと太るのか?:まとめ
以上「プロテインを飲むと太るのか?」について解説してみました。
結論として、プロテインにもカロリーはあるので、運動をしなければ当然太ります。
筋肥大においても必ずしもタンパク質は必要なく「体重×0.8g」でも筋肉を成長させる人はいます。
女性の美肌においても、そもそもオーバーカロリーが前提で、美肌をつくるのにタンパク質は最重要と呼べますけど、それと同じくらいビタミンCやビタミンA、セラミドが重要だったりします。
美肌には「白米に、豚肉とパプリカとキャベツの野菜炒め」みたいなバランスの良い食事が必要だったりするわけです。
みんな一部の特性だけを見て「プロテインをたくさん飲め!」とか言うのですが、人間の体はバランスで成り立っており、ちょっと不自然なことをやると、まるで逆効果なことが多々あります。
今回の記事をきっかけに、上手くプロテインを付き合ってみてください。