はちみつが固まるのを防止する方法
はちみつが固まるのを防止する方法は以下の通りです。
- 常温の冷暗所で保存する
- 5℃以下の冷蔵庫などで保存する
この記事を読むことで、あなたは、はちみつが固まるのを防止する方法をマスターし、最高の「はちみつライフ」をおくることができるでしょう。
ぜひ最後まで、この記事を読んでください。
なぜ、これで、はちみつが固まるのを防止できるのか?
- 常温の冷暗所で保存する
- 5℃以下の冷蔵庫などで保存する
なぜ、この2つの方法で、はちみつが固まるのを防止できるのか?
以下で詳しく解説します。
常温の冷暗所で保存する
はちみつは常温の冷暗所で保存すると固まるのを防止できます。
なぜなら、10〜15℃前後が最も、はちみつが結晶化しやすい温度帯だからです。
直射日光が当たったりエアコンの近くでは、室温の変化が激しく結晶化も進みやすいので、そのような場所に、はちみつを置くのは注意が必要です。
1度〜15度くらいの低温で温度変化が少ない冷暗所で、はちみつは常温保存してください。
5℃以下の冷蔵庫などで保存する
はちみつは、5℃以下の冷蔵庫などで保存すると固まるのを防止できます。
「冷蔵庫なんかに入れると、逆に固まってしまうのでは??」と思う人もいるでしょうが、実は5℃を下回ると、ブドウ糖の分子が温度が低すぎて動かなくなり、逆に結晶化しにくくなるんです。
はちみつに含まれるブドウ糖が結晶化するには、ブドウ糖の分子同士が決まった方向と間隔で「ピタっ」と繰り返し並ぶ必要があります。
「ピタっ」と分子同士が整列して結晶化するためには、温度が重要になってきます。
- 25℃以上:ブドウ糖分子の動きが速く、綺麗に整列する余裕がない
- 10〜15℃:ブドウ糖分子の動きは「ゆっくり」なので綺麗に整列する
- 5℃以下:温度が低すぎてブドウ糖分子の動きが鈍く、分子同士が上手く整列できない
冷蔵庫でも野菜室は温度が高いものだと7℃くらいだったりするので、ちょっと固まってしまう可能性があります。
ぜひ、5℃以下の目安に冷蔵庫などで、はちみつを保存してみてください。
はちみつが固まるのを戻す方法:固まった、はちみつを戻す方法
もしも、はちみつが固まってしまった場合、戻す方法は2パターンあります。
- 電子レンジで溶かす
- 湯煎で溶かす
順番に解説します。
電子レンジで溶かす
電子レンジを使うと、はちみつを手軽に溶かすことが可能です。
ただし、加熱時間は10秒〜30秒の短時間にすべきです。
なぜなら、電子レンジは局所的に100℃近くの高温になり、以下のような栄養素を壊す可能性があるからです。
- 酵素(インベルターゼやグルコースオキシダーゼなど)
- ビタミンB群(B1, B2, B6 など)
- ビタミンC
これらの栄養素は40℃〜50℃で徐々に壊れ始めます。
はちみつに含まれるビタミンCは100g中1mg程度で、もともと少量なので栄養的に、それほど影響はありませんが、酵素が壊れるのは問題です。
インベルターゼは、はちみつの甘さに関係しますし、グルコースオキシダーゼは抗菌作用に関係します。
そのため、電子レンジを使って、はちみつを溶かすのなら、加熱時間は10秒〜30秒に限定し、なるべく湯煎で溶かすようにすると良いでしょう。
湯煎で溶かす
はちみつは湯煎で溶かすのがベストです。
なぜなら温度調整がしやすいからです。
たとえば以下の画像のように、40℃〜50℃以下のお湯を入れたボールに、はちみつの容器を入れるようなやり方で溶かすことが可能です。

40℃〜50℃以下ともなると、はちみつの量が多い場合、溶けるのに時間がかかりますが、1番栄養を壊すリスクが低いので、固まったはちみつを溶かす場合はぜひ、湯煎で溶かしてみてください。
はちみつが固まるのを防止する方法:まとめ
以上、はちみつが固まるのを防止する方法について解説しました。
- 常温の冷暗所で保存する
- 5℃以下の冷蔵庫などで保存する
ぜひ、この方法を試してみてください。
だいたいの冷凍庫は−18℃以下なので、夏場とか冷蔵庫の温度が微妙な時は、冷凍庫ではちみつを保管するのもアリです。
0℃以下だと、はちみつの粘り気が強くなったり、水分と糖分が分離して風味が変化する可能性はありますが、夏場の冷蔵庫のような微妙な温度で保管するよりかはマシかもしれません。
ぜひ、今回紹介した方法を試してみてください。
はちみつがなぜ固まるかについては、以下の記事で掘り下げて解説しています。
ぜひ以下の記事も読んでください。
はちみつには、固まりやすいものと固まりにくいものがあります。
そのことについては以下の記事で解説しているので、気になる方は、ぜひ読んで頂ければと思います。