有酸素運動のやりすぎは逆に太ります
一般的に有酸素運動には上記のような多数のメリットがあります。健康面・ダイエット面、多数の方面から有酸素運動は支持され、悪いイメージなど無いレベルです。
この記事を読んでいる方の中にも「1時間以上のランニング」や「1駅歩いて帰る」などを習慣化してる方は多いのではないでしょうか?
ところが、有酸素運動は、やりすぎれば逆に太る原因にもなります。
なぜ有酸素運動のやりすぎは太るのか?
人間は身体を動かすのに糖質や脂質をエネルギー源としています。
ところが、糖質や脂質が長時間の有酸素運動で枯渇すると、人間は筋肉を分解して身体を動かすエネルギーを作ろうとしてしまうのです。
これが長時間の有酸素運動を習慣化しても、なかなか痩せない原因です。だいだい40分ほどのウォーキングでも筋肉は分解されます。
意外に思う人も多いと思いますが、人間の身体は簡単に筋分解を起こしてしまうのです。
例えば、上記のような人は、筋力トレーニングが習慣化されているのなら、あまり有酸素運動は必要ありません。
今の状態でさらに有酸素運動を取り入れたら完全に「有酸素運動のやりすぎ」です。逆に筋肉が落ちて基礎代謝が下がって、太りやすい身体になってしまいます。
正しい有酸素運動の仕方
筋力トレーニングを習慣化して基礎代謝が上がっている事が前提ですが、正しい有酸素運動の仕方は上記2つの方法論だけです。
30分程度のウォーキング
有酸素運動の効果は30分~1時間ほどは続けないと、その恩恵を享受できないと言われています。でも「40分もすれば有酸素運動のやりすぎライン」に到達し、筋肉が落ちていきます。
なので、筋分解せずに有酸素運動の健康効果などを同時に受けようと思うのなら、30分程度のウォーキングがベストなラインになります。
もちろん普段、通勤や買い物、犬の散歩などで「日常的に30分以上は歩くよ」と言う方は、これ以上やる必要はありません。
筋力トレーニングに集中して、筋力を維持することだけを考えるべきです。
4分程度のHIIT
HIITとはHigh Intensity Interval Trainingの略です。日本語では高強度インターバルトレーニングと呼ばれています。
HIITにも色々な種類があります。しかし、ルールはだいだい一緒です。
「20秒全力でトレーニング→10秒休憩」×8セット
このようなルールでトレーニングをします。所要時間は4分程度。
HIITは僅か4分程度のトレーニングで30分の有酸素運動を大幅に超える高い脂肪燃焼効果があります。おまけに筋分解が起きにくいトレーニングです。
一般的に有酸素運動は持久力系の筋肉が働きます。なので速筋線維が遅筋線維に変わりやすいです。ところがHIITに関しては持久力系の筋肉は使いません。
速筋線維の遅筋化は起こりにくいので、速筋線維が多い状態をキープできます。速筋線維が多いほうが体の筋力量を増やしやすく、当然「基礎代謝」も上がりやすいです。
有酸素運動のやりすぎは逆に太るのか?:まとめ
有酸素運動は健康にも良くダイエットにも効果があります。
しかし、有酸素運動の特性を知らずに有酸素運動をやりすぎてしまうと、筋肉が落ち基礎代謝も下がり、むしろ太ってしまうこともあります。
筋トレを習慣化してる事が前提ですが、有酸素運動を取り入れるなら、上記2点の方法論に絞ってください。
特に時間の無いデスクワークの方にとっては、この有酸素運動の取り入れ方が最適解になると思います。HIITは朝起きてスグに自宅でトレーニング可能ですからね。
是非、今回紹介した方法論を取り入れて、ダイエットに励んでみてください。
HIITの詳細な説明と私のHIITの具体的な方法論については、こちらの記事で書いています。
本来、HIITは間接などの疲労も貯まるため、毎日やることは推奨されません。しかし、私は自分の1日の運動量を考慮して、毎日やることで身体を絞ることに成功しました。
気になる方は是非読んでみてください。