筋トレをするとポジティブになれるのか?
マッチョの最高峰・ボディービルダーの方々はニコニコ、ギラギラのマチョメンばかりです。その姿を見ると「筋トレをするとポジティブになれるのか?」と思う人も少なくないと思います。
結論から言うと、筋トレとポジティブには深い関係があります。筋トレをすることで精神に良い作用のあるホルモンが分泌されるのです。
筋トレをすると分泌されるホルモン
成長ホルモン
成長ホルモンは、たんぱく質を合成して筋肉をつける効果があります。また体脂肪を燃焼させる働きがあります。
実を言うと成長ホルモンが少なくなると、イライラしやすくなったりするので、メンタルが落ちている人ほどトレーニングはオススメなのです。
テストステロン
テストステロンは、またの名を男性ホルモン呼ばれています。ヒゲや体毛を生やしたり、もちろん筋肉を作る効果もあります。
このテストステロンも成長ホルモンと似た部分があり、テストステロンが少なくなるとモチベーションが下がったり、性欲まで減退してしまうこともあります。
セロトニン
セロトニンは精神を安定させたり気分を高揚させる効果があります。またセロトニンは睡眠関係で良く知られたホルモンです。
朝に日光などを浴びるとセロトニンが分泌されるのですが、夜になるとこのセロトニンを材料にしてメラトニンが分泌され夜眠くなるといった仕組みです。
なので、朝外で日光を浴びながらトレーニングをすると、夜になってメラトニンが大量に分泌されて良く眠れるようになるので、「朝の日光+トレーニング」は誰にもでもオススメしたい習慣です。
ドーパミン
ドーパミンは幸せホルモンと呼ばれています。やる気のアップだけではなく、集中力がアップし、嬉しい楽しいといった気持ちになります。
ちなみに漫画の黒子のバスケに登場するゾーンの概念はまさに、ドーパミンがドバドバ出た状態で実際のスポーツの現場でもある話です。
極度の集中状態で素晴らしいプレイが実現されます。もちろん、あまりにも集中しすぎて幸福すぎて「怪我をしている事に気がつかない」なんて事もあります。
エンドルフィン
エンドルフィンはランナーズハイと関係しているホルモンです。気分が高揚し頭が冴え、最初は辛かったけど、どんどん走りたくなるのです。
運動嫌いの人に「とにかくやってみろよ」と難しい理屈は脇に追いやって、とにかくやらせてみるのは、このエンドルフィンの効果を考えれば、案外正解なのです。
最初は苦痛でもエンドルフィンの効果で苦痛がやわらぎ、やがて楽しくなって、どんどんやりたくなってしまう。
エンドルフィンは脳内麻薬とも言われていますが、うまく利用すると苦手な運動を継続するカギにもなりうるのです。
ポジティブになるには、どの程度の筋トレが必要か?
筋力量的に「どの程度、鍛えたらポジティブになれるのか?」気になると思います。
もしもボディービルダーの方のように、ゴリマッチョにならないとポジティブになれないのだとしたら、かなりのハードルです。
確かに筋力量が増えれば、さまざまな精神に良いホルモンが分泌されますが、ゴリマッチョになる必要はありません。
ダイエット目的の筋トレでも良いです。
上記はダイエット目的のプランですが、これでも精神には良い影響があります。精神への影響に関しては「とにかく筋力量が少なすぎる状態」だけに注意すれば良いです。
今10代~20代の女の子で「ぴえん系女子」と呼ばれてる子達がいます。黒髪ぱっつんで、1日1食しか食べないような細身の女の子です。当然運動の習慣もありません。
ぴえん系の女の子はメンヘラな子が多いと言われていますが、筋力量の観点から精神が不安定なのは容易に説明がつきます。
筋トレをすると分泌されるポジティブホルモン:まとめ
以上、筋トレをすると分泌されるポジティブホルモンについて掘り下げて解説してみました。
特にデスクワークの方は1日の運動量が少ないです。仕事上のミスが原因ではなく、筋力量が少ないことによってネガティブな性格になってしまうケースも少なくありません。
「バキバキの身体になんかなりたくないよ」といった方でも、私は筋トレをおすすめします。是非、今日からでも明日からでも筋力トレーニングをしてみてください。