どうすれば腰に負担のかからない、腹筋のトレーニングができるのか?
腹筋を鍛えるには、どれだけ腸腰筋(ちょうようきん)が鍛えられてるかを考える必要があります。
特にデスクワークの方で普段、運動不足で筋力トレーニングなどをしてない人は注意が必要です。
いきなり腹筋を鍛えようとするのではなく、腸腰筋(ちょうようきん)をある程度鍛えてから、腹筋のトレーニングに取り組んでください。
通常の腹筋が腰に負担のかかる理由
上半身を起こす腹筋運動の動作では、足の付け根にある腸腰筋(ちょうようきん)が使われます。
デスクワークなどで座位中心の生活をしている方などは、腸腰筋(ちょうようきん)が、ほとんど鍛えられていません。
腸腰筋(ちょうようきん)の筋肉が弱いと、腹筋のみならず、ちょっと重いものを持ち上げた時でも腰を痛めてしまう事があります。
腸腰筋(ちょうようきん)の筋力量は、普段から注意しておくべき筋肉だったりするのです。
腰に負担のかからない、具体的な腹筋トレーニング
腸腰筋(ちょうようきん)を鍛えるには、段差を利用したニーレイズが最適です。段差であればイスやベッドなどでもOKで、家の中でトレーニングできます。
左右の足で30回づつ。3日に1回取り入れるくらいで丁度良いです。
まずは、この腸腰筋(ちょうようきん)を十分鍛えて、本格的な腹筋トレーニングに耐えられる身体を作りましょう。
本格的な腹筋トレーニング
しっかりと腸腰筋(ちょうようきん)を鍛えたら、本格的に腹筋トレーニングに移りましょう。
Vシットアップ
Vシットアップはシックスパックの部分、腹直筋を鍛えるトレーニングです。器具を使わない腹筋トレーニングの中では高負荷な部類です。
これを15回5セットやりましょう。
レッグツイスト
レッグツイストは腹直筋下部と腹斜筋が鍛えられます。腹直筋下部とは、おへそから股下までの表面の筋肉です。腹斜筋とはお腹の横にある筋肉です。
これを15回5セットやりましょう。
レッグツイストの利点は器具を使わないトレーニングの中では高負荷な部類です。ただし注意点があります。
腰で曲げるのではなく、腹で曲げる意識を持つことです。
人間の骨格的に腰は曲がりにくい構造です。なの腰を曲げようとしてしまうと腰痛の原因にもなったりするので、必ず少し上の腹を意識して曲げるようにトレーニングしてください。
【筋トレ】腰に負担のかからない腹筋の鍛え方:まとめ
以上、腰に負担のかからない腹筋の鍛え方について語ってみました。
腹筋トレーニングは、しっかりやれば誰でも鍛えられます。しかし、運動不足の方は本当に腰を痛めやすいトレーニングです。
腹筋を鍛える時は、腸腰筋(ちょうようきん)を鍛えて必ず予防線を張ってください。そして、腰の負担になりにくい腹筋トレーニングをチョイスしてください。