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デスクワークの人のカロリー消費量はどの程度か?

デスクワークの人のカロリー消費量

8時間労働、体重60kgの男性=151kcal

上記がデスクワークの人のカロリー消費量です。

ここでは8時間労働で体重60kgの男性を想定しています。経理の方、プログラマーの方、雑誌編集者の方、沢山のデスクワークの方がいると思います。

もう少し細分化して個別に見るとバラつきは確かにあります。ただ、それほどの誤差はありません。

デスクワークの人は、だいたい「お茶碗1杯分のゴハン」くらいのカロリー消費量しか無いことは頭に入れておくべきでしょう。

デスクワークの人のカロリー消費量の計算式

デスクワークの人のカロリー消費量を割り出した、計算式について説明します。以下の計算式を使えば、様々な属性の人の運動量に対応した、カロリー消費量を算出することが可能です。

運動量よるカロリー消費の計算式

1.05×(METs-1)×時間(h)×体重(kg)

これらの式を当てはめることにより、正確な運動量によるカロリー消費量が計算できます。

簡単ですが、この計算式を個別に説明します。

1.05

1.05とは寝たり横になったりの安静時のエネルギー消費量(kcal)です。

METs

METsとはmetabolic equivalentsの略です。日本語で「代謝当量」と訳されます。

国際的に広く使用されている「身体活動の強度」を示す単位で「メッツ表」なるものが存在します。驚くほど細かく身体活動の強度が定義され分類されています。

国立健康・栄養研究所が日本語訳にして資料を出してるので、気になる方は読んでみてください。

-1

1とは安静時のカロリーを引いて、正確な運動によるカロリー消費量を割り出す目的のために、使っています。

METsにおいては1を「横になり寝たきりの動かない安静時の状態」と定義しています。

例えばデスクワークの人のMETsは1.3です。ところが、これには安静時の状態も含まれています。

デスクワークの人はキーボードを叩いたり、コーヒーを注ぎに行くような運動の他に、資料を読んだり考え事をして、動かない時間もあります。

それが理由でMETsに対して-1の計算をしているのです。

ちなみにデスクワークの人の運動のみを抽出した正確なMETsは「1.3-1」「0.3」です。

時間(h)

時間とは運動時間・労働時間のことです。

1時間なら1、8時間なら8です。

体重(kg)

体重はその人の体重です。

デスクワークの人と立ち仕事の人のカロリー消費量の比較

  • デスクワークの人:1.05×(1.3METs-1)×8時間×60kg=151kcal
  • 飲食店のホールの人:1.05×(3.5METs-1)×8時間×60kg=1,260kcal
  • 介護士の人:1.05×(4.0METs-1)×8時間×60kg=1,512kcal

上記はデスクワークの人と、良く動き回る立ち仕事の人のカロリー消費量の比較をしました。

これを見るとデスクワークの人は立ち仕事の人に比べて、5倍も10倍もダイエット戦略について考えないと、簡単に太ってしまうことが分かるのではないでしょうか?

デスクワークのカロリー消費量を増やすには何をすれば良いのか?

デスクワークの人に向けたダイエット手法は、沢山あります。

  • 姿勢を正す
  • 休憩中のストレッチ
  • 作業中の足踏みマシン
  • 作業中のEMSベルト

しかし、これらは中途半端な効果しかありません。多少、カロリー消費量を上げる程度です。

デスクワークの人が本格的に痩せるのは、正しいトレーニングにより基礎代謝をまずは上げてください。

そして、正しく食事管理をして基礎代謝が高い状態をキープしてください。それが、時間のないデスクワークの人に適した、最適なダイエット手法です。

デスクワークのカロリー消費量:まとめ

以上、デスクワークの人のカロリー消費量について、紹介しました。今回の記事でデスクワークの人のカロリー消費量を見て驚いた人も少なくないと思います。

151kcal、100gのお茶碗1杯分のゴハン程度のカロリー消費量です。

関連記事:頭を使うと痩せるのか?

デスクワークの方は日々、頭脳労働でヘトヘトになっていると思いますが、身体的にはそこまでのカロリー消費はありません。

この状態で毎日外食に行って、飲み歩きなどしていれば、デブになるのは当たり前です。

デスクワークの方は今回紹介した151kcalを常に意識して、ダイエットに取り組んでいく必要があると思います。


そもそも基礎代謝とは何か?基礎代謝を上げるにはどのようにすれば良いのか?その事については、こちらの記事で書いているので、是非読んでみてください。

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