デスクワークの人がダイエットを成功させる秘訣

デスクワークの消費カロリーはどの程度か?

デスクワークの消費カロリー

身長165cm体重75kgの男性が、8時間のデスクワークをした場合、消費カロリーは以下のようになります。

  • 900kcal

これは1日の総消費カロリーではなく「デスクワーク8時間の消費カロリー」です。

デスクワークの人は座っていても頭をフル回転させて働いたり、オフィス内を歩き回ることも多いので、消費カロリーが多そうに思われがちですが、労働では900kcalしか消費してません。

日清のビックカップヌードルが469kcalなので、だいたいこれが2個分くらいです。

今回は、このデスクワークの人の消費カロリーについて、解説したいと思います。

これを理解することで、ダイエットに取り組む姿勢も変わってくるので、ぜひ最後までこの記事を読んで頂ければと思います。

デスクワークの消費カロリーの計算式

身長165cm体重75kgのデスクワークの人の消費カロリーを割り出した計算式は以下の通りです。

デスクワークの消費カロリーの計算式

METs×時間(h)×体重(kg)

これらの式を当てはめることにより、正確な運動量による消費カロリーが計算できます。

以下で、ひとつひとつ解説します。

METs(メッツ)

METs(メッツ)とはmetabolic equivalentsの略で、日本語で「代謝当量」と訳されます。

METs(メッツ)は国際的に広く使用されている「身体活動の強度」を示す単位で「メッツ表」なるものが存在します。

メッツ表は細かく身体活動の強度が定義され分類されているので、正確な身体活動のエネルギーが知りたいなら、このMETsを使った計算をすべきです。

ちなみに、デスクワークのMETsは1.5です。

国立健康・栄養研究所が日本語訳にして資料を出してるので、気になる方は読んでみてください。

時間(h)

時間とは運動時間・労働時間のことです。

1時間なら1、8時間なら8です。

体重(kg)

体重はその人の体重です。

デスクワークと立ち仕事の消費カロリーの比較

  • デスクワーク:1.5METs×8時間×75kg=900kcal
  • 飲食店のホール:3.5METs×8時間×75kg=2100kcal
  • 介護士:4.0METs×8時間×75kg=2400kcal

上記はデスクワークと立ち仕事の「消費カロリーの比較」をしました。

これを見るとデスクワークの人は立ち仕事の人に比べて、2倍以上「筋トレ・有酸素運動・食事制限」について考えなければ、いけないのが分かるのではないでしょうか?

ダイエットには色々な方法がありますが、デスクワークの人は何もしなければ簡単に太ります。

ぜひ、デスクワークの人は「筋トレ・有酸素運動・食事制限」を真剣に検討をしてください。

デスクワークの人が1日の消費カロリーを増やすには何をすれば良いのか?

デスクワークの消費カロリーは900kcalくらいと極小です。極小な分、頑張ってダイエットに取り組まないといけません。

以下がその方法論です。

  • 腰やお尻の負担を軽減するグッズを買う
  • 猫背の改善や猫背の予防のためのストレッチをやる
  • 有酸素運動をして消費カロリーを稼ぐ
  • 筋トレをして基礎代謝をアップする

順番に解説します。

腰やお尻の負担を軽減するグッズを買う

デスクワークで長時間イスに座っていると骨盤が開き、内臓が下がり内臓の働きが悪くなります。そうなると内臓脂肪がつきやすくなるので、ダイエットに非常に不利です。

イスが硬かったり、クッションが無かったりすると、頚椎(けいつい)に与える影響はかなりのもので、太りやすくなるどころか、腰を痛めることが多々あります。

そのため、デスクワーク時のイスやクッションには、特にこだわるようにすべきです。

猫背の改善や猫背の予防のためのストレッチをやる

デスクワーカーは猫背になりやすいのですが、猫背の改善や猫背の予防はダイエットに非常に有利です。

なぜなら、人間の背中には褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)があるからです。

褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)とは、その名の通り茶色い細胞で脂肪を燃焼することで熱を生み出す働きがあります。

褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)は成人以降は増やすことが難しいのですが、ストレッチにより活性化させることができます。

猫背になると背中にある褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)の働きが悪くなり太りやすくなります。

そのため、デスクワークの人は、休憩のたびに背中のストレッチをやった方が良いですし、整体やストレッチ専門のジムなどにも通った方が体が痩せやすくなります。

有酸素運動をして消費カロリーを稼ぐ

有酸素運動をすると、大幅に消費カロリーを稼ぐことができます。

身長165cm体重75kgの男性が、1時間有酸素運動した場合の消費カロリーは以下の通りです。

  • ゆっくりめなウォーキング:3.0✕75✕1=225kcal
  • ジョギング=8.0✕75✕1=600kcal
  • ランニング=10.0✕75✕1=750kcal
  • 速めのランニング=12.0✕75✕1=900kcal

※消費カロリー(kcal)= METs × 体重(kg) × 時間(h)

※ゆっくりめなウォーキング(3.2km/h)=3.0METs

※ジョギング(8km/h)=8.0METs

※ランニング(10km/h)=10.0METs

※速めのランニング(12km/h)=12.0METs

デスクワークの人の1日の総消費カロリーが2580kcalなので、例えばランニング(10km/h)1時間を加えた場合、3330kcalになります。

1日の総消費カロリーが3330kcalだったら、炭水化物を「朝150g・昼150g・夜100g」くらいにして脂質やタンパク質を調節して総摂取カロリーを2300kcalに抑えるなら、身長165cm体重75kgの男性の場合、3ヶ月程度で体重8kg以上は痩せられます。

有酸素運動は長時間やると筋分解をするので、ゴリマッチョになるのは難しくなりますが、単に痩せたいだけの人は有酸素運動をやるのは非常に良い選択です。

筋トレをして基礎代謝をアップする

筋トレをすると基礎代謝が上がるので、消費カロリーを稼ぐことができます。

ただし、筋肉が1kg増えても13kcalしか基礎代謝量は増えません。

しかも、筋肉は「摂取カロリー > 消費カロリー」のオーバーカロリーを実現しないと、筋肉に栄養が回らないため、筋肉を成長させるために一旦太る必要があります。

筋トレをして基礎代謝を上げて痩せる方法を取る人は、具体的に以下のプロセスを踏む必要があります。

  • バルクアップ期に「摂取カロリー > 消費カロリー」のオーバーカロリーを激太りしないしない程度に実現し、高負荷トレーニングで筋肉を大きくする

  • ある程度、筋肉が大きくなったらカットアップ期に入り「摂取カロリー < 消費カロリー」のアンダーカロリーを実現しながら、高負荷トレーニングで筋肉を維持し、脂肪を落としていく

力強くカッコイイ体で痩せるために、回り道をするわけですね。

筋肉を増やすことで得られる基礎代謝量は1kg13kcalと微々たるものですが、筋トレをやめてしまったり極端なカロリー制限で筋肉量が減らない限りは、失われることのないストック型のカロリーです。

キープ力のある強くてカッコイイ体が欲しい人は、ぜひ筋トレをして基礎代謝を上げる方法を採用してみると良いと思います。

デスクワークの消費カロリー:まとめ

以上、デスクワークの人の消費カロリーについて紹介しました。今回の記事でデスクワークの人のカロリー消費量を見て驚いた人も少なくないと思います。

身長165cm体重75kgの男性のデスクワークの消費カロリーは以下の通りです。

  • 1.5METs×8時間×75kg=900kcal

※デスクワークのカロリー消費量=METs×時間(h)×体重(kg)

※デスクワークのMETs=1.5

900kcalとは日清のビックカップヌードルが2個分くらいです。

朝、規則正しく起きて電車で通勤して、8時間頭をフル回転させて働いても、やはり体が動いてないから、そんなに消費カロリーは稼げないんですね。

仕事って精神的なプレッシャーなどがあるので錯覚しがちなのですが、この状態で会社終わりに居酒屋に行って、お酒をたくさん飲んで揚げ物をたくさん食べてれば、簡単に太ります。

デスクワークの人は人一倍、有酸素運動をして食事制限をして、ダイエットの意識を持つようにしてください。

ダイエットの基礎知識
この記事を書いた人

ダイエット歴8年のWebデザイナーです。

私はこれまで100冊以上のダイエット本を読み、多くの失敗と成功を重ねてきました。

当ブログでは、私と同じ境遇のデスクワーカーに向けて、誰でも無理なく実践でき、かつ効果のあるダイエット情報をお届けします。

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